映画「バグダッド・カフェ 」  監督:パーシー・アドロン

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映画が曲芸化して久しい。
脚本が弱っちくなって久しい。
何が映画か、なんて言わない。でも「バグダッド・カフェ」これは名画だ。
ああだ、こうだ言わない。観て欲しい。久々な人も、も一度観てもいい。

店アメリカンな大型トレーラーが行き来する、砂漠の一本道。
見渡す限り周辺に何も無い、虚夢なロードサイドにポツンとあるカフェ。
砂あらしで、日々微妙に磨り減っていく、こころ、会話、そして存在感。

こんな場を舞台に、10数人の登場人物だけで映画は終始する。
セリフはわずか。沈黙の時間の方が長い。しかし、その沈黙のベールは思いのほか重くない。

観終えた後に来る、じんわりとした安堵感。
一方、すべてを捨て去った後にだけ、歌うことを許されるような主題歌「Calling You」の、遠くから聴こえてくる、ひんやりした悲哀。
大人のおとぎ話だ。

ショー原題:OUT OF ROSENHEIM|BAGDAD CAFE|
監督:パーシー・アドロン|西ドイツ|1987年|91分|
脚本:パーシー・アドロン、エレオノーレ・アドロン|撮影:ベルント・ハインル|
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト (ジャスミン)|ジャック・パランス (光の画家・ルーディ)|CCH・パウンダー (店の女将・ブレンダ)|クリスティーネ・カウフマン (モーテルの一室で刺青師稼業のデビー)|モニカ・カルフーン (フィリス)|ダロン・フラッグ (バッハがうまいサル・Jr)|ジョージ・アグィラー (バーテン)|G・スモーキー・キャンベル (店の亭主・サル)|ハンス・シュタードルバウアー (ジャスミンの夫)|アラン・S・クレイグ (通りがかりのエリック)


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やまなか
Posted byやまなか

Comments 2

There are no comments yet.

やまなか  

ああ、そうですね。

2012/08/07 (Tue) 22:13

kayo  

だ、だ、大好きな作品だよ。乾いた感じがナーイス!

2012/08/07 (Tue) 19:21

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