映画「おばあちゃんの家」 監督:イ・ジョンヒャン

山

  過疎地に住む祖母と、ソウル育ちの孫の、初対面の出会いを綴る穏やかな映画。

孫  とは言え、7歳になるまで祖母と孫が一度も出会わなかった事は、母親の生い立ちや田舎を出た事、ソウルでのあれこれにかかわる事だろうが、映画はほぼ語らない。 
  祖母と孫の出会いに焦点を絞って映画は進む。歴史に培われた庶民の文化や生活様式、生き方や知恵と、一方新しい事が一番で常に移ろい競い会う現在が、おばあちゃんと孫の、初対面の一点で接触する。山奥の田舎とソウルは情報の流通が途絶している(ようだ)。だから孫との話はコッケイになる。

文句  情報と言われるものを急いで追い求めない過疎地の年配者たちと、出自の地や昔を振り返らない親。その配下で育つ現代っ子。そんな韓国の構図を映画は示してくる。
  そして、祖母は言葉の障害があり、しゃべれない上に、読み書きができない、という設定。ここまでして、ソウルの孫と対比させ、ストーリーを純化する。祖母と孫、最後は心が通じあい、祖母の愛を受け入れられる孫に成長する。



祖母監督・脚本:イ・ジョンヒャン|韓国|2002年|87分|
撮影:ユン・ホンシク|
出演:キム・ウルブン (おばあちゃん)|ユ・スンホ (サンウ)|ミン・ギョンフン (チョリ)|イム・ウンギョン (ヘヨン)|母親(トン・ヒョヒ)|
家  

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