映画「いつかギラギラする日 」   監督:深作欣二   出演:荻野目慶子、多岐川裕美、萩原健一

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荻野目慶子が捨て身で演じる麻衣、その相棒、角町(木村一八)

  ぶっ飛び映画だ!!
  ど派手なカーアクションに、銃撃戦/爆破シーンは、邦画としては飛びぬけたスケール。
  しかし、それよりも、荻野目慶子が捨て身で演じる麻衣が、破格に邪悪な小悪魔だ。

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  神崎(萩原健一)、井村(石橋蓮司)、柴(千葉真一)、美里(多岐川裕美)は、ギャング。1案件1億円レベルの現金強盗を次々に繰り返し成功しているプロたちだ。
  ある日、柴の女、麻衣(荻野目慶子)から1億円の案件が持ちかけられた。角町(木村一八)がその案件に詳しい。彼をメンバーに加えてくれるなら必ず成功すると・・・。
  犯行当日、練られた計画通りに現金輸送車を襲撃しジュラルミンケース4個を手に入れた。だが開けてみると5000万円しか入っていなかった。落胆する彼らの心の内が揺らめいた。金に困っている井村が、手元にあった銃で5000万円全額を自分のモノにしようとした瞬間、それを角町が実行した。銃撃戦、そして、その場はダイナマイトで爆破される。角町は用意していた車で逃走。辛うじて神崎だけが生き残った。
  神崎は、角町を追跡するが、神崎の前に、麻衣の狂気が舞い降り始める。
  麻衣は、神崎の追跡を妨害する。さらに、角町を狙うヤクザの一団。ついには警察と、話は三つ巴で展開する。

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  バリバリの銃撃シーンとカーチェイスが本格稼働。麻衣と角町は神崎に乱射。ふたりが乗る車を、神崎が追いまわす。さらに追うは、ヤクザの数台の車と、パトカー10数台。だが麻衣の狂気はこれで収まらない。彼女は狂喜しながらパトカーにマシンガン乱射! さてこの先、話はどう展開するのか・・・。スカッとお薦め。

  製作費11億円だったそうだ。カーチェイスで壊す車は買い取りだったなど、映画以外の現実でいろいろな事があったらしい。

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英語タイトル:The Triple Cross
監督:深作欣二|1992年|108分|
脚本:丸山昇一|撮影:浜田毅|
出演:神崎(萩原健一)ギャングのボス|角町(木村一八)ライブハウス刹那館のオーナー|美里(多岐川裕美)神崎の女|麻衣(荻野目慶子)柴の女|井村(石橋蓮司)ギャングの一員。在日韓国人|柴(千葉真一)ギャングの一員|井村の女房(樹木希林)|ヤクザの親分(八名信夫)角町に金を貸している|靴修理屋(安岡力也)闇の銃刀器売人|一匹狼の殺し屋(原田芳雄)ヤクザに雇われる|モグリの整形外科医(六平直政)柴の外科治療をする|真木洋子|木下ほうか|神尾直子|賀川黒之助|ジャクスン・ジョーカー|角町のライブハウスに出演するハードロックバンド(西沢正浩(vo)、篠崎辰也(g)、恩田快人(b)、梅澤康博(dr))|

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