映画「翼よ!あれが巴里の灯だ 」   監督:ビリー・ワイルダー

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ご存じ、世界初の大西洋横断・無着陸「単独」飛行を果たした、リンドバーグの自伝が原作の映画。

初めての事を成し遂げようとする意志と、リスクに立ち向かう準備、世間が思う期待と不安、待ち構えているかもしれない祝福が、わかりやすく表現されていて、観客も主人公と一緒になって空を飛べる映画です。

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まるでガレージのような建物が飛行機工場である、ライアン航空会社。ここで、リンドバーグが乗る飛行機が作られた。スチールと木材とキャンバス地(布)で飛行機を作る、一人乗りの、プロペラひとつの単発機だ。。燃料を最大限に搭載したいために、操縦席とエンジンの間の機体部分に燃料タンクを設置した。だから前面に窓が無い。機体総重量は、しめて2300キロ。飛び上れるのだろうか?

実は、大西洋横断飛行は既に別の人々が達成していた。そして、世界はより高いハードルを用意する。ニューヨーク~パリ無着陸飛行だ。ぶら下げたニンジンは、オーテエイグ賞、最初の成功者に25000ドルがもらえる。先を争うことになる。リンドバーグは、短期間で飛行機を完成させなければならなかった。彼以外に名乗りを上げた中で、フランスチームは先に飛んだが、大西洋上で行方不明になってしまった。この機体は2人乗りでプロペラ2基の飛行機であった。さて、お話はどういうことになりますやら・・・。

リンドバーグは、なかなか計算高いようだ。オーテエイグ賞を元手に、セントルイス市内から資金を集め、飛行機メーカーと交渉する。資金は集められたが、メーカーは無名の飛行家リンドバーグを相手にしない。メーカーからみればリスキーだ。そこで、彼はライアン航空会社というガレージメーカーと組んだ。その後のリンドバーグをwikiで読んだがやはり策士だ、頭がいいと思う。  

大西洋上でリンドバーグは睡魔に襲われるのだが、映画は観客を眠らせないように、リンドバーグの飛行機歴シーンを面白く挿入している。  
  

オリジナル・タイトル:The Spirit of St. Louis
監督:ビリー・ワイルダー|アメリカ|1956年|138分|
原作:チャールズ・A・リンドバーグ|脚色:チャールズ・レデラー|脚本:ビリー・ワイルダー、ウェンデル・メイス|撮影:ロバート・バークス、ペヴァレル・マーレイ|
出演:ジェームズ・ステュアート (チャールズ・A・「スリム」・リンドバーグ)|バーレット・ロビンソン(ベンジャミン・フランク・マホニー(ライアン社社長))|アーサー・スペース(ドナルド・A・ホール(ライアン社主任技師))|パトリシア・スミス(鏡の少女)|マレー・ハミルトン(ハーラン・A・「バド」・ガーニー)|マーク・コネリー(ハスマン神父)|チャールズ・ワッツ - O・W・シュルツ(サスペンダーのセールスマン)|ロバート・コンウェイト (ハリー・ナイト)|

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