映画「音曲の乱」 監督:林海象 出演:東京スカパラダイスオーケストラ, 鰐淵晴子, 佐野史郎

上座敷に小判をまき散らし、笑うバカ殿

女の館0










時は、平成4年(1992年) 徳川幕府が390年続いている。
そう、明治維新はなかった。今も徳川の天下である。
鎖国を始めて、かれこれ350年が過ぎようとしている。
中国、朝鮮、そして近年、幕府はフィリピンと交易を始めた。

ここは、日本のどこか。
佐野城の主は、バカ殿である。その上、無類の女好き。
城下町には、東西南北にキャバレーやSMクラブがあって、
千両箱を小脇に抱えて、殿は一日のほとんどを、これらの店で過ごしている。
家老
最近、殿の耳に不思議な楽しい音曲が聞こえる。しかし幻聴である。
ハメを外し過ぎの殿をなんとかしようと、憂う家老が三人、膝をつきわせている。 なかでも若い森田は知恵者である。殿の様子から、これは南蛮渡来の、怪しい音曲の術だと喝破(かっぱ)する 。
音術
さっそく森田は、音術の忍び達七人衆を呼び集めた。それぞれ得意の楽器を武器とする、手練れたちだ。
殿に怪しい術をかけている一団、その隠れ家である洞窟に、七人は潜入する。

  
隠密
実は相手は幕府の隠密たちであった。
彼らも同じく音術を使うが、なかなか手強い。七人衆は、一度退散せざるを得なかった。しかし新型の兵器(トロンボーンを二本合体させたような武器)で再度バトル、七人衆は、隠密たちをやっつけた。

夜  
殿の幻聴は消えた。城下町は殿の回復を喜び、花火をあげて大いに盛り上がる。
そして、殿はふたたび、小判を抱えて、女の館を目指して、城を出て行った。
  
実にくだらない映画だが、いい! 佐野史郎が五役、熱演。

城00








監督:林海象|1992年|52分|
脚本:天願大介|撮影:滝彰志|
出演:東京スカパラダイスオーケストラ|鰐淵晴子|佐野史郎|


林海象監督の作品です。
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夢みるように眠りたい
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音曲の乱
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海ほおずき The Breath


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