映画「妹」  監督:藤田敏八  主演:秋吉久美子、林隆三

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  若い秋吉久美子を愛でる映画だ。
  そして同時に1974年という時代を顧みる映画。

組200  ある夜、突然、妹が東京・早稲田にある実家に出戻ってくるところから話は始まる。
  下町商店街にある、元・定食屋だった実家は、今は兄ひとりが住んでいる。(林隆三)
  両親が他界して店は廃業した。兄は後を継がず、早稲田界隈の学生相手に引っ越し屋をしている。
  店のなかは、定食屋をやっていた時そのままで、店頭にある食堂テーブルを奥に押しやって、軽トラックの車庫にしている。男一人住まいだから、家のなかは荒れ放題。
  さて、ここから話は進むが、雑多なエピソードが並んでいる。まあ、あれこれ書くほどのストーリーはない。
  
  さて、秋吉久美子。演技は下手、素人同然。おまけに今観ると、ぶりっ子し過ぎ。でも、みんな観たんでしょう。男の子は、林隆三の役を自分に引き寄せて、秋吉久美子を身近に感じることができた、そんな映画。

  捉えどころがない女性が、女優のような女性が、前触れもなくどこかから突然現れて魅了し、そしてある日、ふっとどこかへ去っていく。そんな風情の女性が気を引いた時代だったかもしれません。

  吉田日出子や伊丹十三など、みんな若いです。

<映画冒頭> 東京メトロ東西線・早稲田駅。 最終電車を降り、とぼとぼと構内を歩く妹。
下監督:藤田敏八|1974年|92分|
脚本:内田栄一|撮影:萩原憲治|
出演:小島ねり:秋吉久美子|小島秋夫:林隆三|和田いづみ:吉田由貴子|山本ミナコ:吉田日出子|和由一夫:伊丹十三|岩上とよ:初井言栄|岩上みどり:片桐夕子|和田研二:村野武範|和田英子:藤田弓子|女子大生:ひし美ゆり子|写真屋:藤原釜足|秋夫の級友の妹:沢田みゆき|男:山田つぐと|やくざ:高橋明、溝口拳|玉井謙介|浜口竜哉|雪丘恵介|野村隆|桂小かん|榎木兵衛|

秋吉久美子が出演の映画です。

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さらば愛しき大地
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バージンブルース
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赤ちょうちん
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旅の重さ
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