映画「愛・アマチュア」  監督:ハル・ハートリー

上3

  こういうテイスト、好きだな。
  サスペンス&アクション映画。
組0-1 60  語り口に独特の匂いがある。絵がいい。脇役に、やたら存在感がある俳優たちを配置している。遊び心を忘れない。そう、作る人が楽しんでいるんだ、それが伝わってくる。各シーンの作り、舞台演劇の風合いも。

  舞台はニューヨーク。ポルノ女優のソフィアは、同居の男をマンションから突き落し逃走している。イザベルは、貧しいひとり住まい。小説を書き始めているが、うまくいかない。彼女は幼い頃から神のお告げを信じていて、新たなお告げを待っている。10数年間、修道院にいたのもお告げであった。

ふたり 0  ソフィアに突き落とされた男トーマスが路上からむっくりと起き上がった。さほどの怪我はなく、ただし記憶喪失になっていた。トーマスはイザベルと偶然出会い、彼女の家に保護される。依然記憶は戻らず、ふたりは淡い恋路を歩み出す。そしてトーマスが失った記憶を取り戻すために、わずかな手がかりをもとに探偵ごっこを始める。

組3-50 0 00

  そのトーマスだが、組織の男であった。ソフィアはトーマスを殺し(たと思っている)、自由を得て、次にまとまった金が欲しかった。彼女は、知っている組織の男エドワードを呼び出し、聞き出した組織の秘密をネタに組織をゆする計画。当然に組織から殺し屋が2人現れ、ソフィアとエドワードを追跡。幾重のアクションシーンが始まる。

組4 0 333 L  さて、イザベルとトーマスは、ソフィアと同居していたトーマスのマンションを突き止め、殺し屋と遭遇する。ここから話はもつれだす。そしてついに、互いに会うべきでなかったイザベル、トーマス、殺し屋、ソフィア、エドワードは・・・。

殺し屋









オリジナル・タイトル:Amateur
監督・脚本:ハル・ハートリー|アメリカ、イギリス、フランス|1992年|106分|
撮影:マイケル・アラン・スピラー|
出演:イザベル・ユペール(元尼僧イザベル)|マーティン・ドノバン(記憶喪失トーマス)|エリナ・レーベンソン(ポルノ女優ソフィア)|ダミアン・ヤング(組織の経理担当エドワード)|チャック・モンゴメリー(組織の男ジャン)|デイヴィッド・サイモンズ(組織の男カート)|


これまでに一夜一話で取り上げた監督作品を、ここにまとめています。
ぜひ、ご覧ください。
決めの決め (2)


【 一夜一話の歩き方 】
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やまなか
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