映画「透明人間」 (1954年)  監督:小田基義  特技監督:円谷英二

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  銀座の雑踏を、ナイトクラブの宣伝プラカードを持って歩く、ピエロ姿の男・南條。彼は、旧日本軍の透明人間・特攻隊の生き残りであった。戦後、彼は隠れるようにひとり静かに生きて来た。いつもピエロの化粧をしている。何故なら化粧を落とせば・・・。

  さて、ことの発端のひとつは、透明人間が車にひかれ死亡した。透明人間は死亡すると、姿が見えるようになるのだ。この事件がマスコミを賑わせた。この交通事故は、軍によって透明人間にされた男が世をはかなんでの自殺であった。残された遺書から、もうひとり透明人間がいることが世に知れるようになる。
  ことの発端のもうひとつは、この事件後、透明人間をかたる強盗団が出没し大金を強奪する事件が多発し始めた。彼らは表向きはナイトクラブを経営しているギャングであった。
  さて、「もうひとりの透明人間」を追跡する新聞記者の小松は、苦難の末についに南條と対面する。そしてピエロ衣装を脱ぎ透明になった南條と小松は、ニセの透明人間を追い求め、ギャング麻薬密売の暗闇に突入していくのであった・・・。
  
組0監督:小田基義|1954年|70分|
原案:別府啓|脚本:日高繁明|特技監督・撮影:円谷英二|
出演:南條(ピエロ):河津清三郎|矢島:高田稔|小松(新聞記者):土屋嘉男|健(ナイトクラブ黒船の男):植村謙二郎|ジョー:水野匡雄|美千代(美人クラブ歌手):三條美紀|盲目の少女まり:近藤圭子|龍田警部:大友伸|警視総監:恩田清二郎|代議士:沢村宗之助|まりのおじいさん:藤原釜足|宝石商の店員:堤康久|社会部デスク・山田:村上冬樹|


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やまなか
Posted byやまなか

Comments 1

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やまなか  

Re: タイトルなし

いやいや、尊敬しますです。
> 「ウルトラセブン」に凝ってます。これ、観てみますね。

2014/01/14 (Tue) 12:20

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